貧困撲滅と格差是正を目指す日本人に告ぐ!
本書を熟読して奮い立て!
【以下、本書より抜粋】
突然ですが、日本国民の皆様にお聞きします。
戸建てやマンションのお部屋をお持ちの方以外で賃貸されている場合、いつも支払っている家賃の半分を日本政府から補助してもらえたら、生活が豊かになるのではありませんか?
例えば、6万円の1Kのお部屋を駅近で借りていたとすると、毎月3万円が公的家賃補助としてもらえる制度が国の制度であったとしたらどうでしょうか。
貧困対策として有効であると考えられますし、都会で子育てしなければならない現役世代を応援する少子化対策にもなります。
したがって、貧困や格差が問題であり、格差是正と貧困撲滅のために何らかの政治的決断をするのであれば、公的家賃補助制度をどのような形で導入すればいいのか議論しなければなりません。
私のような普通の日本国民が各種資料等から調査を行い、制度設計してみようと考え、提言したいと思ったのが直接的きっかけになります。
我が国日本においては持ち家世帯に対して優遇政策を行ってきました。しかしながら、それ以外の優遇策で目立ったものはありませんでした。
まず、そこからおかしいわけですよ。
なぜ家を購入できるような裕福な日本国民だけを選別して優遇するのでしょうか。
むしろ、家を購入できず、一生賃貸住宅に住む可能性が高い日本国民に対して何らかの優遇策があるべきだと考えます。
もちろん、生活保護や公営住宅などがあるので全く優遇していないというわけではありませんが、一般的ではありません。生活保護を受けず、真面目に働いていても持ち家を所有できない世帯に対しての優遇策が求められていると私個人は強く思います。
なぜならば、そういった裕福ではない世帯に対する優遇策があれば、ある意味経済活性化だけでなくセーフティネットとしての役割を果たすことになり、生活保護を受けるような貧困に直面することを予防することができるからです。
我が国日本の住宅政策を考える上で避けて通ることができない「公的家賃補助」という問題に正面から突撃できればと思います。
◆本書の目的と特徴◆
『家賃半額』の目的をまず明らかにしたいと思います。
「日本経済を豊かにするために日本全国規模の公的家賃補助制度を導入するべき」と主張することが目的です。
特徴としましては、本書ではできるだけ簡潔でわかりやすく、家賃補助について学ぶことができるような仕様となるよう配慮しました。
少々面倒なことかと存じますが、言葉の定義を明確にして、論点を簡潔にまとめ、印象論や抽象論に陥らないように注意しました。統計データを用い、経済に対する理解を深めると同時に、日本経済のありのままを描き出したいと思います。
良識ある日本国民の皆様におかれましては、何卒最後までお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
◆利益の一部寄付◆
本書を1冊ご購入につき20円を拉致被害者家族会へ寄付します。2017年8月下旬に第3弾の寄付を行う予定です。どのような形で寄付するのかといった詳細に関しては後日『反逆する武士』にて発表します。
◆対象読者◆
本書は以下に該当する日本国民向けに書きました。ご購入をお勧め致します。
1、家賃収入を得ている、または不動産賃貸業に携わっている日本国民
2、日本国内で豊かな生活を送りたい、もしくは少しでも現在の経済的苦境から抜け出したいと考えている日本国民
3、世界最強のエコノミストを目指している日本国民
4、公的家賃補助制度を経済学的に深く考察してみたい日本国民
目次
はじめに
序章 経済とは何か
第1章 賃貸住宅の現状と課題
第1節 空き家の増加
第2節 劣悪な民間賃貸住宅
第3節 家賃を支払えない貧困層
第4節 公営住宅が足りない
第2章 公的家賃補助制度の特徴及び効果
第1節 生活保護受給世帯増加を抑止する
第2節 民間賃貸住宅の質が高まる
第3節 民間賃貸住宅の空室対策になる
第4節 公営住宅の建設と管理が不要
第5節 自由な居住地選択が可能になる
第3章 公的家賃補助制度の問題点
第1節 受給率が低くなりやすい
第2節 労働意欲が削がれる
第3節 過度に家賃の高い物件を選択する
第4節 支給費総額が際限なく膨張する
第5節 家賃の上昇を引き起こす
第4章 公的家賃補助制度(草案)
第1節 支給対象世帯
第2節 支給対象住宅の選定条件
第3節 支給方法と諸制限
第4節 財源と予算
おわりに
参考文献一覧