Baixar ayakasigasasayaku (Japanese Edition) pdf, epub, ebook
casa editrice

ayakasigasasayaku (Japanese Edition)

 あやかしがささやく――あなたの耳元で。
 それは死者のささやきか、破滅への誘いか、それとも切ない願いか。悪夢のようなそのささやきに振り返ってはいけない。耳をかたむけてはいけない……
 ファンタジー短編集『妖がささやく』は、「妖がささやいた」または「妖がささやきました」の一文を冒頭に、10人の作家が書き下ろした「妖」の物語です。
 伝奇あり、SFあり、歴史物ありとジャンルはさまざま。まさかの展開、意外な結末、恋も笑いも怪談も、すべてを包み込んで妖はささやきます。
「あやかしあそび」
 路地の奥の家に引っ越してきた少女に呼びかけるあどけない声「ねえ、遊ぼう」、思わず答えた少女に伸びてきた手の正体は……
 作者は小川未明文学賞の大賞受賞作家、高見ゆかりです。
「漫才」
 このおしゃべりは笑っているうちに怖くなる……
 作者は自作朗読イベント「詩のボクシング」の全国大会優勝者で、シュールな『お父さん、牛になる』でデビューした奇才、晴居彗星です。
「妖と稚児」
「殺してしまえ」、戦に明け暮れた鎌倉時代の殺伐とした都を背景に、妖にそそのかされた稚児の行方は……。
 作者は和風ファンタジー『おコン草子』・『おコン絵巻』シリーズの作家、齊藤飛鳥です。
「死ぬのはこわい」
 雪女と取引した男の遁走譚、さてうまく逃げおおせるのか……
 作者は講談社児童文学新人賞受賞作家、小川英子です。
「ラジエール」
 オンラインゲームの中のキャラクターがささやきかけるダイレクトメッセージ「ボクはずっと君のそばにいた」、やさしいささやきはいつのまにか思いも寄らない方向に。これは恋なのか……
 作者は『封神演義』の翻訳家で中国文学にも造詣の深い作家、八木原一恵です。
「レモンの死んだ朝」
 思い出したくないことを思い出させる妖のささやき。私はいったい、何をした……2人の少女の心理の綾をするどくえぐる佳作。
 作者は毎日児童小説コンクール優秀賞を受賞した西村さとみです。
「ダレダ」
 妖しいささやきに答えると消えるという噂を確かめに来た少年少女たち、しかし廃墟の屋敷には先客がいた。はたして噂は本当なのか……
 作者は舞台やナレーションで活躍中の役者、しかをかし。本作がデビュー作。本企画のボイスドラマ化第1号となります。
「沼の娘」
 とある過疎の地域の教会に赴任してきた牧師は、深夜の祈りを捧げる不思議な集団に出会う。彼等はいったい何者なのか。
 作者は、『魔法のファンタジー』の編集を担当し、創作に文芸時評にと多方面で活躍する佐々木江利子です。
「とりかえル」
 あなたの好きなモノととりかえルという妖の誘いに乗った主人公がとりかえたモノは……
 作者は、斬新な世界観を持つハイファンタジー『アウレシア大陸記──歌姫、旅立つ』を著した後藤耕です。
「あの桜」
 ヒロシマで亡くなった若い2人、もう一度会いたいその思いを山桜だけが知っていた……
 作者は長編児童文学新人賞受賞作家のくぼひできです。
 新進気鋭の作家たちの競作をお楽しみください。
 イラストは独特な画風で注目の作家、野見山響子によるゴム版画。
Scaricare ebook Sarai reindirizzato al sito web o l'editore dell'autore.

eBooks simili con ayakasigasasayaku (Japanese Edition)