<内容紹介>
学生時代、英語の単語テストなどで、いわゆるシケタン(試験によく出る英単語)に羅列されている英単語を無理矢理暗記した方も少なくないのではないでしょうか
その際「同じ意味の単語が多いな」と感じた方もいらっしゃるかと思います。そう感じたことのある方は、非常に勘の良い方で「語学のセンスあり!」と言えましょう。
確かに英語は、印欧語族の中でもとりわけ語彙が豊富な言語です。似たような意味を持つ語をラテン語やギリシャ語、古フランス語などから借用したため、類語が異常に増えたのです。
それでも当時は、当面の試験で結果を出すことに精一杯だったので、それぞれの用法や細かいニュアンスの違いにまで意識を払う余裕はなかったのではないでしょうか。
ただひたすら英単語と訳語を力尽くで暗記する。その努力は、確かに当面のテストにおいては奏功したとしても、残念ながら使えるレベルにまで習熟度を高めることは難しいでしょう。
だからこそ、表面的に意味は知っているけれども、いざ英語を書く、話すとなった時にはうまく使えない。こういった悩みを抱える日本人英語学習者が少なくありません。
こうした悩みを解消するには、類語それぞれが持つ語義及び微妙なニュアンス、更にはその使い分けを十分に把握することが肝要です。
そこで本書は、中でも日本人英語学習者が混同しやすい英語の類語表現に的を絞り、その深い知識の習得に加え、実際に使えるレベルにまで引き上げることを最終目標としています。
<本書構成>
①「1日10問」と気軽に解ける分量で、40日間で完成させる
②形容詞・副詞、名詞、動詞、前置詞・接続詞、助動詞等を網羅
③1章では類語の微妙な違いを問う二者択一問題を200問収録
④1章の問題の会話文を和文英訳する問題を2章で200問用意
⑤1問1答式で、問題は全て使うことを意識した実践的な会話文
<読者対象>
①英語を話す時、どの単語を使うべきかで迷い、発話が遅れる方
②懸命に英単語を覚えたのに、使える単語数が少ないと感じる方
③類語の正しい使い方を知り、英単語を操れるようになりたい方
④英検やTOEICの語法を問う問題で、自信を持って解けない方
⑤レベルは初級、中級(目安:TOEIC700点未満、英検2級以下)
<著者紹介>
けんたっきぃ:http://ken.main.jp
KBF代表。1973年生まれ。ロンドン大学教育大学院(TESOL〔英語教授法修士〕)卒。英語圏在住歴7年(米4年、豪2年、英1年)。英検1級、TOEIC990点(満点)。大手英会話スクールで1年間講師として勤務後、独立。東京、千葉で12年間、英会話・中国語スクールや社会人向け英語塾を経営(2013年英国留学のため黒字廃業)。創業以来無借金経営を貫き、自己資金だけで最大5校を展開。自身の教室に加え、企業、官公庁、大学、専門学校等でも英語・英会話講師として教鞭を取り、13年間で2万時間を超える授業を担当。現在は台北と大阪を拠点に、教育やビジネス等幅広いテーマで執筆活動中。オーストラリアにて競馬騎手経験有。