<代筆屋の手紙 あらすじ>
告白、復縁、謝罪、ゴーストライター・・。小説「代筆屋」を読み、依頼を受け手紙を考案する代筆屋になった女性天音詩。彼へ、夫へ、息子へ、大切な人へ、亡くなった者へ、亡くなった者の代わりに。代筆を通して依頼人の抱える悩みや問題を解決していく代筆屋の詩も、幼いころ両親に捨てられ、赤の他人である女性に育てられた悲痛な過去を持っていた。母親である天音薫が残したのは手紙とボロボロになった一枚の名刺。5年に1度、母親から手紙が届けられる。両親はどこへ消えたのか。なぜ薫は5年に1度だけ手紙を送ってくるのか。薫を探し出すために依頼した探偵桜木由人から突き付けられた言葉の真相を確かめるために、詩はある人物の元へ向かう。母親の過去と向き合うとき、代筆屋の手紙に隠された真実が明かされていく。
言葉を操る代筆屋が仕掛けるトリックにあなたは翻弄される。
プロの代筆屋による完全書き下ろし小説。
<著者紹介>
代筆屋 中島泰成
京都府生まれ。代筆屋、行政書士。1998年、高校卒業後、死に場所を求めアメリカ・ロサンゼルスへ留学。現地で銃社会アメリカの洗礼を受け、生に目覚める。帰国後、書店で漫画「カバチタレ」を読み行政書士となる。さらに1年後、同じ書店で小説「代筆屋」に出会い代筆屋となる。代筆屋を始めたことで、テレビ出演、新聞や雑誌に多数掲載されている。
現在、「告白」「復縁」「お礼」「謝罪」「遺言書」まで、文章に悩む人の相談を受けている。悩みを抱える人、人生の岐路に立つ人、伝えたい想いを形にできない人のために、書くことで人生を変える活動を続けている。また、書いて生きる代筆屋になりたい人のために、代筆屋を養成するコーチングも行っている。
著書に『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』