ロイ・メドヴェージェフ、ジョレス・メドヴェージェフの父親であるアレクサンドル・メドベージェフの著書である。著者はブハーリン主義者として、スターリンによって粛清され焚書がなされ著書は残っていない。偶然、残っていた日本語訳版が存在したため、このたびの復刻となった。多くの共産主義者による共著であるが、著者が編集にも携わっている。
本書では、序章・第一章を掲載している。
序論……A・メドヴェージェフ
第一章 唯物論と觀念論……ウエー・ウリーリフ
第二章 唯物辨證法……ウエー・ウリーリフ
第三章 史的唯物論の對象……アー・スパコイヌイ
第四章 生産の方法と社會的=經濟的構成……アー・スパコイヌイ
第五章 階級と階級鬪争……A・メドヴェージェフ
(この章のうち「社會現象としての戰争」および「資本主義と戰争」の二節は同志エン・ブロンシユタインの執筆である)。
第六章 プロレタリア革命……ベー・コヴチエゴフ
第七章 ソヴエート同盟に書る階級と階級鬪争……エム・シルヴイント
(「内亂と赤軍」の一節は同志エン・ブロンシユタインの執筆である)。
第八章 階級鬪争の形態としてのイデオロギー的上層建築……ベー・フインゲルト
第九章 文化革命……ベー・フインゲルト
第十章 マルクス主義と修正主義……エン・ブロンシユタイン