■お金にも人にも媚びず、常識の名の下に群れず、安定のためだけに属さない。
そして「遊び領域」だけが仕事になる。
それが本来あるべき私たちの働き方の姿――。
「常識に反発し、世の中を斜めに見つづけた変人の思考」が、
本質をつき、人生や時代を切り開く。
■会社を潰した著者だからこそ見つけた
斬新な人材コンサルティング事業で一世を風靡するも、
2011年に倒産、そして自己破産に至った元ワイキューブ社長の著者。
本書は、その後の葛藤や奮闘の中で追い求めた「理想の働き方」、
「仕事をつまらなくしているものの正体」を明らかにします。
ビジネスマンがやりがいを持ち、楽しく仕事をするにはどうすればいいのか?
著者自らが人生を賭して実践、答えを解き明かした、実験報告とも呼べる書です。
「仕事がつまらない」「将来が不安だ」
「給料が少ない」「自分の能力では無理だ」……
本書はそんな悩みを持つあなたの働き方、人生に一石を投じます。
あるいは、激変させるかもしれません。
ちょうど落伍者の屍寸前だったにもかかわらず、
「働く意味が理解できたいま、私の人生はとても軽やかです」と語る著者のように。
■「まえがき」一部抜粋
この本は、社長でなくなってからの私が思い悩んだ
「三つの意味」をまとめたものです。
それは「会社を経営することの意味」と「働くことの意味」、
そして「生きることの意味」です。
すべての財産を失い、働く目的も意欲も失った私は、
これらの意味を完全に見失っていました。
なぜ自分は失敗したのか。
何のために会社を経営してきたのか。
これから先、何のために働くのか。
何を目的に生きればいいのか。
毎日毎日、ズルズルと過ぎ去っていく日常のなかで、
私は何とかして「自分の拠り所」を見つけださなくてはならなかったのです。
過去を引きずり、他人を妬み、社会を否定しながら生きていた3年間でした。
でも、その呪縛から解放されたとき、
「生きること」と「働くこと」の本当の意味が見えてきたのです。
私がたどり着いた結論は、至ってシンプルです。
■目次
第0章 新たな働き方への挑戦
――私が社長でなくなってから本当に失ったもの
第1章 「働いたら負け」のウソとホント
――「職業選択の自由」を取り戻せ
第2章 正社員に告ぐ
――世の社長たちの本音と建前
第3章 カネで買われる人生からの脱出
――資本主義誕生からポスト資本主義への展望
第4章 仕事とはそもそも遊びである
――目の前に迫る働き方のパラダイムシフト
第5章 本来の姿を取り戻すために
――自分を磨く働き方の答え