性別による差別がない会社では実力が優先されるLGBT対応が進むとどうなるか?
入社4か月目に深澤明日香は同期の憧れの女性から「ある人のプロポーズを受けるべきかどうか」という相談を受けた。明日香はそれが彼女からのサインではないかと期待して翌日指輪を買って呼び出し「僕と結婚してください」とプロポーズした。
明日香の勤める会社では米国の大手顧客からCEI(Corporate Equality Index、米国の人権団体が定めた職場のLGBT対応度のベンチマーク)のコンプライアンスを迫られており、会社としてのLGBT対応が課題となっていた。
社長からLGBTに関する新しい対応方針が出され、同性カップルを夫婦に準じた扱いをするための人事規定の改正が始まった。その翌日、部内でLGBTのカミングアウトが二組も起きた。
「性別による差別がない会社」は性転のへきれきシリーズらしいTSエンターテインメント小説です。