鍵を失くしたことに自宅アパート前で気付いた俺は、大家の部屋に行く。大家は、元気な初老の女性。怖いものが大好きで、俺が部屋に行ったときも、ホラー小説に夢中になっていた。
　大家から鍵を預かった俺は、やっと帰宅することができる、と思ったが、部屋の様子がおかしい。電気が点いていて、物音がする。危険を感じて、外へ退避し、携帯で警察に電話するが、なぜか繋がらない。
　大家に相談しに行くと、二人で俺の部屋の中を確認しようと言う。部屋の中へ二人で入るが、空き巣の類はいない。だが、押し入れの隙間から、たくさんの眼が俺と大家を見ていた。
　俺と大家は、必死に外に逃げる。そのとき、俺と大家は、凄惨な光景を目の当たりにする。