バルベンティアという国には、竜人族と呼ばれる種族が暮らしている。ある夜、村の青年ストレは、パドロ博士に改造手術を施された。博士はストレに、「機械」と呼ばれる仕掛けを埋め込んだと告げる。また博士は、「その仕掛けは、祖先である竜としての本能を目覚めさせるだろう」と述べた。
ストレは同じ手術を受けた女性、カサムを連れて研究所を抜け出す。そこに、追手が現れた。竜人のようだが、正気を失っているようだった。ストレは襲いかかる追手を何とか払いのけて逃走した。カサムは逃げる途中でいなくなってしまった。ストレは何とか帰宅するが、自分もあの追手のように暴走してしまうのではないか、という恐怖に囚われた。
ストレは、改造手術以前の記憶をほとんど失ってしまった。どうすれば身体に埋め込まれた仕掛けを取り除けるか、様々な資料にあたって突き止めようと試みる。ストレは村の図書館を訪れる。