キャビンアテンダントになるために必要な能力は言うまでもなく英語です。国際化が進む現代において、ほとんどのコミュニケーションが英語で行われています。英語ができなければ国際的な仕事はできないと言っても過言ではありません。

キャビンアテンダントは間違いなく、女性の憧れの職業です。しかし、採用は非常に狭き門です。近年は世界的不況のため、非正規雇用が増え、新規採用は見送られることもしばしばです。

専門学校に通っても、キャビンアテンダントになれるのは、ほんの一握りの人だけです。50人クラスで1人なれるかなれないかです。ほとんどの人はキャビンアテンダント以外の職業に就くのが現実です。運が良ければ地上業務に就けるくらいだと考えておいた方が良いかもしれません

しかし、どの航空会社も採用枠なしということはほとんどありません。求人は必ずあるのです。内定をもらっている人が必ずいるのです。どうすれば内定をもらえるのか？それは、あなたが人より秀でていることです。

エアライン科を持つ専門学校の合格実績に目を通すと、日本航空、全日空、シンガポール航空など、多くの合格実績が掲載されています。多くの場合、一人の優秀な人が複数の航空会社から内定をもらっているのです。

内定をもらえる人は、複数の会社から内定をもらえるというのは、キャビンアテンダントだけではなく、一般の就職活動でも言えることではないでしょうか。なぜ、それだけ多くの会社から内定がもらえるのでしょうか？

答えは簡単です。内定をもらえるポイントを押さえているからです。さらに言えることは、航空会社に就職するための基準はほぼ一律であるということです。同じ人がいくつもの航空会社から内定をもらうのですから、当然と言えば当然です。

その重要なポイントは何でしょうか？それは、最低限の能力と伸びしろです。今どれくらいの能力を持っているか？そして、規定時間のトレーニングをした場合、どれくらいの能力が身に付くのかということです。

なかでも重要なのが英語力なのです。くどいようですが、乗客とのコミュニケーション、スタッフとのコミュニケーションは英語が標準です。日系の航空会社であれば、日本語ですが、国際線であれば外国人の乗客も少なくありません。近年注目を浴びている外資系のLCCの就航も増えていますから、英語力はさらに重視されます。

それどころか、英語プラスアルファが求められる時代です。英語と中国語、英語とスペイン語など、英語以外にもう一カ国語できると採用される可能性が高くなります。しかし、これは簡単なことではありません。

まずは英語を確実に身につけてください。身につけると言っても、ネイティヴのような流暢な英語を身につける必要はありません。最低限コミュニケーションのとれる英語で良いのです。

機長アナウンス、業務連絡などの機内業務、及び搭乗手続きなどの地上業務に必要な一通りの表現を覚えてください。採用時に必要なTOEICのスコアアップだけではなく、採用後の業務にも必ず役に立ちます。

キャビンアテンダントになるための英語学習で大切なのは、リスニング能力を高めることです。いくら知識を持っていても、相手が言っていることを理解できなければ適切な対応をすることができないからです。

日本人のリスニング力が向上しない大きな理由のひとつは、良い環境で練習をし過ぎているからです。雑音のないクリアな音質でのリスニングに慣れ過ぎていて、一般的な雑音のある環境下でのリスニングに慣れていないのです。

さらに、ネイティヴの標準的な発音に慣れ過ぎているため、移民や、独特のアクセントに対応できないのです。スタンダードな英語だけではなく、雑多な英語に多く触れることが必要なのです。近年は、国際化を考慮してTOEICにもアメリカン、カナディアン、オージー、ブリティッシュとバリエーションが加わりました。

キャビンアテンダントは厳しい状況下でのリスニングを余儀なくされます。機長のアナウンスは早口、機内は空調音でうるさい、乗客の訛りはきついという環境下でリスニングをしなければなりません。

そのようなことを考慮して制作されたのが「絶対内定!!キャビンアテンダントになるための英語」です。CAの業務内容はほとんどカバーした音声付きの教材です。読み上げ原稿も添付されていますので、安心して学習することができます。

※音声教材を無料でダウンロード可能です。スタジオ録音ではありませんので音質は良くありません。予めご了承ください。