皆さんが、“能面”を観る機会は、能公演の舞台とか美術館での能面展示会が代表的でしょう。美術館展示に観る“能面”は、ガラスケースに閉じ込められていて、閉塞感が優先する展示です。
今回、数寄屋建築と数寄屋庭園が素晴らしい『笹離宮』において、その数寄屋建築の「茶室」「待合」「中門」の自然素材の中や、数寄屋庭園の中に“能面”展示をさせて頂き、自然と数寄屋建築&数寄屋庭園と能面とのハーモニーをトライしてみました。
本書は、自然と数寄屋建築&数寄屋庭園と能面とのハーモニーをお伝えしたく、多面的な画像とことばで顕しました。
今回の展示は、「能面の世界2016 in 笹離宮・春展示」として開催されたものの書籍化ですが、更に引き続いて季節を変え、「能面の世界2016 in 笹離宮・夏展示」「能面の世界2016 in 笹離宮・秋展示」として展示を継続します。また、書籍も継続発刊する予定です。