巨大なテルモン湖に浮かぶ小さな無人島「猩々島(しょうじょうじま)」に、一人の男が漂流した。名はバーチル。
助けの船は来ない。孤島に住むことを余儀なくされるが、その島にはたくさんの猩々が住んでいた。
やがてバーチルと猩々の女王との間に、一人の子が生まれる。半人半獣の子だ。
三年後、通りがかった船にバーチルは救出されることになるが・・・。
実は、この島に漂流したことは猩々の女王によって仕組まれたことだった。バーチル家に隠された秘密とは? そして「天王の森」に隠された八大竜王の秘密とは!?
●この小説は、大正時代に書かれた出口王仁三郎・著『霊界物語』(全81巻)の一部分を抜粋し、現代人に読みやすいようにアレンジしたダイジェスト版です。
●本編「猩々島と天王の森の謎」は、霊界物語第58巻第14章「猩々島(しょうじょうじま)」から第60巻第10章「玉国(たまくに)」までのダイジェストです。
●霊界物語に慣れ親しんでいただくことを目的にこのダイジェスト版を製作しました。霊界物語を原作にし、その文章を流用していますが、原作の趣旨を変えない範囲でアレンジを加えてあり、霊界物語そのものとは異なりますのでご注意下さい。原作は、飯塚弘明が運営するウェブサイト『霊界物語ネット』 http://reikaimonogatari.net/ で無料で読むことが出来ます。
●現代的な仮名遣い、文法に直し、難しい単語は平易な言葉に置き換え、分かりにくい用語やストーリーには注記を付しました。またメインのドラマにあまり関係しない人物やエピソードは省略しました。
●霊界物語の基礎知識は、飯塚弘明・著『超訳 霊界物語』(2013年、太陽出版)をお読み下さい。
【王仁三郎関係 電子書籍リスト】
http://onido-books.jimdo.com/
【目次】
●凡例
●主な舞台
●登場人物
●一、猩々島
●二、哀別
●三、怪物
●四、船待
●五、獣婚
●六、礼祭
●七、海竜王
●八、清浄車
●九、鎮祭
●一〇、方便
●一一、土蜘蛛
●一二、夜光玉
●一三、玉国
●解説