前回の日本武尊様に続いて、出口王仁三郎先生の登場です。裏神道を代表して出てこられたようです。第二の計画では、どちらかというと裏神道は表に比べて低く見られていました。第二の計画が成功していたら、不当な扱いのままでいたかもしれなかったですが、第三の計画が立ち上がったおかげで、裏神道も見直されることになりました。実際に、表だけで今回の計画を成功させることなどしょせん無理だったのかもしれません。
もともと、日本の国土が歴史上一度も他国の属国とならなかったのは、裏神道系が結界を張って守ってきてくれたおかげだったのです。裏神道の霊人たちが用いる法力は、神が森羅万象を創造する力と同じものなのです。出口王仁三郎先生は、第三の計画が立ち上がった当初から、何度もメッセージを降ろされてきました。今回は、裏神道の神髄を真正面から語っていらっしゃいます。
第三の計画が立ち上がり、表と裏が和解したことも今回のメッセージで明かされています。もう対立している場合ではないのです。天上界が一体となって全力でこの難局に立ち向かわざるを得ない状況になったのです。天照大御神様も、日本神道の日本を取り去り、「神道」として世界に発信なさるということも宣言されています。第二の計画は途中で頓挫してしまいましたが、「災い転じて福となす」とばかり、これを期に天上界が一体となることができたのでした。
出口先生のあと、短い時間ですが、高橋信次先生が出ていらっしゃいました。実は、このメッセージの前日、ある出版社にアマーリエさんと平原春彦が訪れていました。その出版社の専務さんが、「高橋信次という人の名前を入れるだけで本が売れるんですよ」と言われていたのでした。その言葉を聞き、我が意を得たりと思われたのでしょう。改めて『高橋信次霊言集』を出してほしいと言われています。出口王仁三郎先生、高橋信次先生、どちらもそれぞれのお人柄がにじみ出た味わい深いメッセージです。読者の皆さまに堪能していただけるものと確信しております。