政治と金の問題が間欠泉のように発生し枯れる気配がありません。
この問題を防止すべき政治資金規正法は「ザル法」などと言われ改正の必要性が叫ばれています。
でも、政治と金の問題は法律や政治家を責めていても解決するとは思えません。
政治資金規正法の基本理念は、政治資金を国民の浄財と位置付けて抑制せず、その収支の状況を明らかにして国民の不断の監視と批判の下に置き、これに対する判断は国民に委ねることを旨とするものです。
政治資金規正法は、政治資金収支報告書で情報を公開し、是非の判断を国民に委ねる、ある意味大人の法律です。
至れり尽くせりのお子様ランチが大好きだった子供が成長して、シンプルで奥の深いザルそばをこよなく愛す粋な大人になるように、日本の民主政治も成熟した大人の民主政治にいつかなってほしいものです。
一般の国民も民主政治を享受する権利とともに民主政治を守る義務や責任を自覚して、政治資金収支報告書を読んでみましょう。
政治資金収支報告書に乾杯!