あなたの職場で、こんなことありませんか?
ア 求人誌と面接で提示時給が違う
イ 30分単位の切り捨て
ウ サービス残業の発生
エ 従業員のミスによる給与からの天引き
オ 希望通りにシフトを減らしてくれない
カ 急に、あるいは無理やりシフトに入れさせられる
キ 求人票と面接での提示での出勤店舗の違い
ク 研修体制の不十分
ケ 高校生の深夜労働
コ ワンオペ
サ 業務上のケガでもお金もらえない
シ 辞めさせてくれない
ス 店長の長時間労働
セ 店長の残業代不払い
ソ 有給休暇を取得させない
タ パワハラ
チ 不当解雇
もし、1つでも当てはまれば、あなたの職場はブラックかもしれません。
電通の、高橋まつりさんの自殺などで、
ブラック企業・ブラックバイトという言葉自体の熟知率は高まっていると思います。しかし、あなた自身は十分な防御策をお持ちでしょうか。
日本では、年間で約100人もの方が労災で自殺(未遂含む)をなさっています。
この問題は、決して他人事ではありません。
ブラックバイト・ブラック企業は、あなたの無知に乗じて攻めてくる部分があります。法律知識をしっかりと身につけることが、あなたの身と心、そして命を守ることになります。もう一度言います。法律を知っていることがあなたの命を守るのです。
本書では、気軽に労働法の知識が得られるように、小説仕立てにしてみました。
3人の登場人物が、それぞれの職場で、いろいろな体験をします。
はたして、法的にはどうなのだろうか。
どうすればいいのだろうか。
ぜひ、あなたならどうするか考えながらお読みください。
楽しく、命を守るのに必要な知識を身につけましょう。
それでは、まずは高校1年生の女の子、ななみさんのお話しです。