【内容紹介】
本書は、これから資産運用を始めようと考えている、主に３０～４０代の方向けに書かれた書籍です。
資産運用を開始するにあたって必要な考え方や金融商品の基礎知識まで解説しております。
最後には〇〇ノミクスプロジェクトを開始していただくために、具体的な資産運用の事例も紹介しております。
本書を利用して、老後の不安を少しでも減らすためのプロジェクトをスタートしましょう。



【目次】
はじめに

第一章　３０代～４０代の現実
・３０代～４０代の平均収入、平均貯蓄額
・日本の社会保障の現実
・備える人、備えない人のリアル

第二章　資産運用
・資産運用の前に
・長期計画を立てよう（ライフプラン）
・資産運用の手順
・リスクとリターン
・分散投資
・ドルコスト平均法
・ドルコスト平均法のメリットとデメリット
・資産運用と一口に言っても
・積極果敢に資金を増やす（短期投資）
・ほったらかし資産運用（長期での投資）
・結局どちらがいいの？

第三章　投資信託の知識
・投資信託って何？
・投資信託ってどんなものがあるの？
・投資信託の運用手法
・投資信託の選び方、戦略

第四章　外貨預金の知識
・外貨預金って何？
・どんなものがあるの？
・外貨預金の運用手法
・外貨預金も考えよう

第五章　株式投資の知識
・株式投資って何？
・どんなものがあるの？
・株式投資での運用手法
・株式投資の手順

第六章　資産運用、成功のための極上の心得
・プロジェクトとしてスタートする
・楽しみながらやる
・やる前が９割と考える
・継続して取り組む
・勉強だけで終わらない
・仕組み、ルール、環境を作ることを考える

第七章　〇〇ノミクス事例集

おわりに



【はじめに】
この度は本書を手に取っていただきまして、ありがとうございます。
本書では３０代～４０代の方向けに、資産運用についての知識や取り組むための手順と方法について解説しております。
格差が拡大していっていると言われる昨今ですが、生きていく上で必要なお金のことを真剣に考えないと将来大変なことになってしまう可能性があります。
本書は、今後ますます注目を浴びていくことになるであろう、資産運用について考えるきっかけを目指して書かれたものです。

さて、これまでに資産運用について学習したことがある人は少数派ではないでしょうか？
何しろ学校では教えてくれませんし、社会人になれば仕事に関する知識は増えても資産運用に関する知識はあまり増えないものです。

・結婚して、夢だったマイホームを手に入れて、ローンを返している
・将来は退職金と年金を頼りにしている

３０代～４０代の平均的な考え、行動パターンではあるかもしれませんが、そのままでは将来への漠然とした不安が減ることはないのではないでしょうか？

一方で学習している人は積極的に「学び」を進めて着実に将来への不安を減らしています。
ある程度の貯蓄を貯めて、その一方で資産運用についての知識を深め、貯めた資金の一部を運用に回してさらに増やしていく・・・この流れを実現している人はいるものです。
この流れが実現できれば、きっと将来への漠然とした不安も減らしていくことができるはずです。

さて、タイトルにあります通り、本書ではこの流れを「カネノミクス」と名付けました。
「カネノミクス」はアベノミクスをもじったもので、「カネ」のところをあなたの名前に変えてプロジェクトをスタートさせましょう。
例えばあなたが鈴木さんならスズキノミクス、佐藤さんならサトウノミクスです。
せっかく、人生を変え得る資産運用の勉強、プロジェクトですから名前を付けてプロジェクトの成功に邁進しましょう。

「そんなの面倒くさい」という声が聞こえてきそうが、名前を決めてプロジェクトとしてスタートするからこそ、目標や期限を設けて努力することができるものです。

また、最終章の第七章では、具体的なプロジェクト事例として、３パターンの〇〇ノミクスについて紹介させていただいております。
もし、金融商品に関する知識は既にある程度持っているという方は是非、第七章だけでも読んでみてください。
きっと、将来のための資産運用プロジェクトについて考えるきっかけになるはずです。