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Toriinoarufuukei 5 Fukui Isikawa Hyougotajima (Japanese Edition)

〔序言〕 日本全国いたる所に鳥居があります。その鳥居のある風景は、日本の原風景といえるでしょう。鳥居、すなわち〝鳥が居る〟ところとは何でしょうか。古代の韓半島には、集落の入口に竿を立て、そのテッペンに鳥形を置いて、悪鬼や疫病などの侵入を防ごうとしました。蘇塗(ソト)と呼ばれる物です。その蘇塗が、日本では鳥居に発展したといわれています。ですから、鳥居も渡来文化の延長線上にあるといえましょう。今回は福井県、石川県、それに兵庫県但馬の〝鳥居のある風景〟をお楽しみください。

鳥居のある風景 5 福井 石川 兵庫(但馬) 目次
まえがき
〔161〕 若狭彦神社
〔わかさひこじんじゃ〕  福井県小浜市龍前28-7
若狭彦神社  海幸山幸伝説の実際は若狭での出来事?
〔162〕 若狭姫神社
〔わかさひめじんじゃ〕  福井県小浜市遠敷65-41
若狭姫神社  若狭彦・若狭姫は唐(韓)人のようであった
〔163〕 静志神社
〔しずしじんじゃ〕  福井県大飯郡おおい町父子46-1
静志神社  少彦名=陶津耳=天日鷲=鴨健角身=味耜高彦根命=天稚彦=天日槍
〔164〕 御方神社
〔みかたじんじゃ〕  福井県三方上中郡若狭町三方21-1
御方神社  クシミカタ(櫛御方)はオオナムチ(大己貴)=アマノヒボコ(天日槍)の子
〔165〕 宇波西神社
〔うわせじんじゃ〕  福井県三方上中郡若狭町気山字寺谷129-5
宇波西神社  神武帝は若狭から南遷して大和へ?
〔166〕 稲荷神社
〔いなりじんじゃ〕  福井県三方郡美浜町日向
稲荷神社  神武帝の父ウガヤフキアエズが日向(ひゅうが)から日向(ひるが)へ来た
〔167〕 佐支神社
〔さきじんじゃ〕  福井県三方郡美浜町久々子6-4
佐支神社  スサノオ(素盞鳴)は渡来神の象徴する祭神として
〔168〕 水無月神社
〔みなづきじんじゃ〕  福井県三方郡美浜町早瀬
水無月神社  罪や穢を早瀬川の清き水に洗い流した清浄の地
〔169〕 須可麻神社
〔すかまじんじゃ〕  福井県三方郡美浜町菅浜98-3
須可麻神社  新羅人が先祖であると信じ風俗習慣をそのまま残す
〔170〕 気比神宮
〔けひじんぐう〕  福井県敦賀市曙町11-68
気比神宮  アマノヒボコ=イササワケ=ツヌガアラシト
〔171〕 角鹿神社
〔つぬがじんじゃ〕  福井県敦賀市曙町11-68 気比神宮境内社
角鹿神社  貢物を奉った〝客人〟がどうして司祭と政治を任されたのか
〔172〕 常宮神社
〔じょうぐうじんじゃ〕  福井県敦賀市常宮13-11
常宮神社  倭寇によってもたらされた(?)朝鮮鐘が国宝
〔173〕 信露貴彦神社
〔しろきひこじんじゃ〕  福井県敦賀市沓見62-12
信露貴彦神社  新羅系アマノヒボコ王朝が百済系応神朝廷に〝国譲り〟
〔174〕 久豆弥神社
〔くつみじんじゃ〕  福井県敦賀市沓見75-8
久豆弥神社  朝鮮の古い風俗が近年まで数多く残っていた
〔175〕 白城神社
〔しらきじんじゃ〕  福井県敦賀市白木1-10-4
白城神社  紀州熊野灘で遭難したイナヒ(稲飯命)がどうして敦賀の祭神?
〔176〕 白山神社
〔はくさんじんじゃ〕  福井市安田町2-19
白山神社  白山信仰も結局は渡来人の子孫から始まる
〔177〕 佐佳枝廼社
〔さかえのやしろ〕  福井市大手3-12-3
佐佳枝廼社  先進文化を日本に伝えた朝鮮通信使
〔178〕 新羅神社
〔しんらじんじゃ〕  福井県南条郡南越前町今庄字不老清水80-5
新羅神社  円珍(和気氏)も渡来氏族の秦氏の一族
〔179〕 白鬚神社
〔しらひげじんじゃ〕  福井県南条郡南越前町今庄63-27
白鬚神社  新羅→白城→今城→今庄という地名変遷
〔180〕 劔神社
〔つるぎじんじゃ〕  福井県丹生郡越前町織田113-1
釼神社  瀬戸内海で神功女帝と戦った忍熊王はアマノヒボコの子?
〔181〕 白山神社
〔はくさんじんじゃ〕  福井県加賀市山中温泉塚谷町
白山神社  白木、白子、白石、白城、白鬚、白山などは新羅の異称
〔182〕 久麻加夫都阿良加志比古神社
〔くまかぶとあらかしひこじんじゃ〕  石川県七尾市中島町宮前ホ64
久麻加夫都阿良加志比古神社  祭神の坐像は朝鮮の服装をした木像
〔183〕 荒石比古神社
〔あらいしひこじんじゃ〕  石川県七尾市川尻町チ1甲
荒石比古神社  能登半島の神社の八割までが朝鮮の神様
〔184〕 白比古神社
〔しらひこじんじゃ〕  石川県七尾市白浜21-1
白比古神社  地名は生きている古代語=地名変更は歴史を消す
〔185〕 加夫刀比古神社
〔かぶとひこじんじゃ〕  石川県鳳珠郡穴水町字甲ハ81
加夫刀比古神社  歴史を歪める本居宣長の〝感情史学〟
〔186〕 出石神社
〔いずしじんじゃ〕  兵庫県豊岡市出石町宮内99
出石神社  谿羽道主=丹波道主はアマノヒボコの子孫
〔187〕 諸杉神社
〔もろすぎじんじゃ〕  兵庫県豊岡市出石町内町28
諸杉神社  母呂須玖=諸杉とは但馬国の王者という意の普通名詞
〔188〕 須義神社
〔すぎじんじゃ〕  兵庫県豊岡市出石町荒木273
須義神社  由良度美は神功女帝に続いていく系譜
〔189〕 日出神社
〔ひでじんじゃ〕  兵庫県豊岡市但東町南尾189
日出神社  『古事記』は神功女帝の出自を語るが、『日本書紀』は語らない
〔190〕 日出神社
〔ひでじんじゃ〕  兵庫県豊岡市但東町畑山329
日出神社  多遅摩母呂須玖、多遅摩斐泥、多遅摩比那良岐はいずれも但馬王の意
〔191〕 比遅神社
〔ひちじんじゃ〕  兵庫県豊岡市但東町口藤547
比遅神社  葛井氏は百済から渡来した王仁博士の後裔
〔192〕 中嶋神社
〔なかじまじんじゃ〕  兵庫県豊岡市三宅1
中嶋神社  垂仁帝は大和の王ではなく但馬の王?
〔193〕 四所神社
〔ししょじんじゃ〕  兵庫県豊岡市城崎町湯島447
四所神社  大己貴・御出石櫛甕玉・少彦名は天日槍の眷属
〔194〕 須流神社
〔するじんじゃ〕  兵庫県豊岡市但東町赤花字主楼谷632
須流神社  須流=主楼(する)は新羅(しらぎ)の音訛
〔195〕 多摩良伎神社
〔たまらきじんじゃ〕  兵庫県豊岡市日高町猪ノ爪367
多摩良伎神社  多遅摩比那良岐とは但馬の首長=但馬王という意の普通名詞
〔196〕 大生部兵主神社
〔おおいくべひょうずじんじゃ〕  兵庫県豊岡市奥野1
大生部兵主神社  但馬、若狭を含む丹波国が大和朝廷の始原
〔197〕 鷹貫神社
〔たかぬきじんじゃ〕  兵庫県豊岡市日高町竹貫429
鷹貫神社  葛城は弁羅城(カルラキ=加羅)?
〔198〕 大与比神社
〔おおよいじんじゃ〕  兵庫県養父市三宅392-1
大与比神社  イタケル(五十猛)もアマノヒボコ(天日槍)も開拓の祖神
〔199〕 杜内神社
〔もりうちじんじゃ〕  兵庫県養父市森919
杜内神社  多遅麻毛理も但馬王という単なる普通名詞
〔200〕 養父神社
〔やぶじんじゃ〕  兵庫県養父市養父市場840
養父神社  但馬牛はアマノヒボコ=ツヌガアラシトがもたらした黄牛?
あとがき

まえがき
 写真紀行「鳥居のある風景」シリーズ第5弾は、〝福井〟です。往昔、若狭と称された地です。それ以前は越(こし)に含まれる地で、越前と称されています。加えて越中の石川、それに兵庫但馬です。これらの地は、丹波道主が宗主の大丹波国の領域と見ていいでしょう。筆者が考えるに、大和朝廷以前に存在したアマノヒボコ(天日槍)王朝が存在した地です。
 『日本書紀』は、〝言葉明瞭、意味不明〟の歴史書です。登場人(神)格の出自がまったくもって不明瞭です。降臨説話などと称して言葉を濁しているとしか思われません。檀君神話では、「桓雄が部下三千名をひきいて、太白山〔今の妙香山〕の頂きの神檀樹の下に降りて来て、ここを神市といった。これを 桓雄天王という。彼は風伯・雨師・雲師をひきいて、農業と生命と疾病と刑罰と善悪など」という記述になっていますが、前後の記述から、桓雄がどういう人(神)格であるのかは、ほぼ察しがつきます。
 しかし、『日本書紀』に登場するスサノオ(素盞鳴)やニニギ(瓊瓊杵)が、どこからきて、どこにとどまったのかは、皆目わからないのです。スサノオは出雲、ニニギは日向と考定はできても、諸の史学者は、それらの地を明瞭に断定しかねています。各地に、擬定される地が存在するからです。
 筆者は、各地の神社を探訪しましたが、「日本書紀は地方の伝承を中央に取り込んだもの」という言葉を噛みしめています。そうであるなら、ある地方の伝承が、他の地方の伝承にすり替えられることも大いにあり得ることではないでしょうか。
 その一つが、神武帝は九州日向から東征したという神武東征譚ではなく、実際は、若狭から南遷したという神武南遷譚ではなかったかということです。つまり若狭が日向にすり替えられたのです。そして、結論は、大和朝廷以前にアマノヒボコ(天日槍)王朝が存在していたという確信です。
 若狭や但馬の〝鳥居のある風景〟は、その答えを与えてくれる筈です。  2016年11月

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