朝鮮の士人支那を呼びて、常に中華と称し、而して自ら小華と号す、彼の国人余に向て故国を問えば、余は常に大華の人なりと答う
彼の娼屋は、我の娼屋とは大に趣を異にし、通常人己が家屋に於て、己が妻妾をして婬を鬻がしむるものなり
彼の邦の妓は多く夫を有せず、官妓なるものあり、所謂官人の奴隷にして官衙私宅に出入して酒間の興を助け、淫を売るものなり
我邦と一葦水を隔つるの隣国に、現時奴隷制度の行わるるありといわば、誰か之を真実なりとなすものあらんや
若し日本人と支那人と喧嘩をなす時は、我邦人は常に敗北するなり、是れ支那人は多数を以て、敵対するを以ての故なり
韓人の墳墓は一の土饅頭にして、墓標もなく、石碑もなく累々として山麓野外に在るを見る、而して其石碑あるものは、最も富有なる両班の墳墓のみ
食物の不潔なるは、亦此邦の特色ともいうべきものにして、腐れたる魚菜を用いるはいわずもがな、其食物を調理するさまを見るときは、如何なる豪傑と雖も、箸を上るに、逡巡せざるを得ず、料理するものが、煮炊きものの塩梅を見るには、必ず己の手を以てす、箸の如きは、千秋万古殆ど洗いたることなく、水涕(みずはな)を拭い去りたる其手にて、直に漬物瓶をかきまわすなど、我邦人の到底想像だもなし能わざる所なり
尿は穢きものと知れど、彼の邦人は之を湯、或は水の如くに心得て、穢しとも思わざるは、亦彼の邦人の、不潔なる人種なりという一の例証となすに足らん
野外の草葉大半其膳羞に上る、杏、梨、百日紅、黄梅、桃花は是れあり、桜花、梅花はこれなし
韓人は我邦の婦女が、紅裙を風になぶらせ、白き脛をあらわすを笑い、我邦人は彼邦の婦女が乳房を日光に曝しつつ歩くを笑う