【内容紹介】
まずはざっくりと個人型確定拠出年金(iDeCo)の概要をつかみたい方に読んでほしい一冊です。
2017年1月からの法改正があった個人型確定拠出年金ですが、利用者はまだまだ少数派。
今こそ、老後のための準備を本書で始めましょう。
【目次】
はじめに
第0章 老後の生活ってどんなの?
・伸びる寿命と膨らむ楽しみ
・必要なお金、ゆとりのあるお金
・知っておくべき現行の年金制度
・お金を用意するには時間がかかる
・一定の利回りで運用する
・個人型確定拠出年金を始めよう
第一章 2017年1月からのiDeCo(個人型確定拠出年金)
・iDeCo(個人型確定拠出年金)を3ポイントで理解しよう
・掛金を自分で設定する
・商品を自分で選んで運用する
・60歳以降に受け取る
・まずは大まかな内容を掴んでおこう
第二章 iDeCo(個人型確定拠出年金)で考える、資産運用の基礎知識
・結局は資産運用です
・リスクとリターン
・リスクを減らすために分散投資を
・長期投資では目先の値動きに一喜一憂しないこと
・積立投資のメリット
・インデックスとアクティブ
・長期&分散&複利
第三章 iDeCo(個人型確定拠出年金)を使う流れと注意点
・商品選びからの金融機関選択
第四章 注意点
・よく調べてからスタートすること
・60歳まで引き出せない
・加入から受け取りまで手数料がかかる
・元本保証ではない
・前納、追納はできない
あとがき
【はじめにより抜粋】
こんにちは。
この度は本書を手に取っていただきましてありがとうございます。 本書は2017年に法改正となった個人型確定拠出年金について解説した書籍です。
老後の不安を感じている人は多いかと思いますが、それは年金への不安が一因ではないでしょうか。
世代間扶養の現行の年金システムですが、少子高齢化を考えると、やはり安心はできません。
そんな中、2017年に法改正を迎えることになったのが個人型確定拠出年金の制度です。
iDeCo(イデコ)と新たに愛称も定められ、企業年金に加入している方や主婦の方、また、公務員の方でも加入できるようになりました。
加入可能対象者が増えたわけです。
「それは便利になった」と喜んでばかりもいられません。
もう年金は自身で積極的に準備しなければいけないものに変わってきていると考えるべきなのです。
本書を読んで、老後不安を払しょくするための一歩をiDeCo(個人型確定拠出年金)で始めてみてはいかがでしょうか。
さて、本書の内容を簡単に説明します。
まず、第0章として、老後の生活について考えていただく章を用意しました。
いきなりiDeCo(個人型確定拠出年金)の勉強を始めるのではなく、この章で老後に必要となる資金や現行の年金制度についてまず学習していただきます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の概要だけを知りたい方はこの章は飛ばしていただいても構いません。
第一章ではiDeCo(個人型確定拠出年金)の制度概要について説明していきます。
2017年1月の法改正後が前提となっております。
本書では、分かりやすく解説するためにiDeCo(個人型確定拠出年金)について「掛金を決める」「運用する」「受け取る」という三段階に分けて説明しております。
大まかな制度の概要と各段階で気を付けるべきことやメリットをこの章で学習していってください。
第二章では、資産運用全般の話をします。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は資産運用の一つであり、選択する商品によっては元本が欠損する可能性があります。
どういう考え方で取り組むべきなのか、この章で理解していきましょう。
第三章ではiDeCo(個人型確定拠出年金)に取り組むまでの大まかな手順をイメージしていただく章です。
資産運用は、やる前にどんな準備をするかによって大きく結果が異なります。
あらかじめ学習して、後悔のない資産運用を目指しましょう。
最終章となる第四章では、iDeCo(個人型確定拠出年金)に取り組む際の注意点をおさらいします。
忘れてはいけないこと、注意を払うべきことをこの章で確認しましょう。
iDeCo(個人型確定拠出年金)を利用して長期、分散、複利で積み立てることによって、老後のための資産形成が現実的になります。
最初に少し勉強する必要がありますが、それでも面倒なのは最初だけです。
本書をiDeCo(個人型確定拠出年金)に取り組むきっかけとしていただき、老後の不安を減らしていっていただけたなら幸いです。